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小澤征爾さんの危惧

作家 大江健三郎さんが朝日新聞に連載している「定義集」

本日 6月15日は、「【責任の取り方を見定める】沖縄の抵抗から学ぶ私たち」と題したものでした。

冒頭、あの小澤征爾さんの逸話から始まります。

大江さんが編集者に写真撮影を口実に赤坂のカフェに連れていかれ、戸惑っていたところ、
国籍不明なほど若々しい身なりの老人が歩み寄って、力強く、ーー『裁判おめでとう!』

それが、マエストロ 小澤征爾さん。

その身なりはというと、サングラスにジャンバーで、
ニューヨークでの復活記念ライブ録音のCDの、悲劇的に荘重な写真に、野球帽とジーンズを重ねてごらんなさい。

その写真がこちら。
奇跡のニューヨーク・ライヴ

そして、

 立ったまま小澤さんが話し始めたのは、三・一一以後この国のテレビCMをみたしている社会的な気分の表現に、方向づけを感じないか、ということです。

 おれたち戦中の子供がよく聞いた、ヨクサンという言葉があっただろう?(大政翼賛会の、辞書で引くなら「力をそえて、天子などをたすけること」だが、と私は若い人たちに注釈しました。自発的な協力態勢のようでいて、仕掛け人がいる) そう、「ガンバレニッポン」「日本は大丈夫」。


小澤征爾さんもやはり同じように感じておられたのだ。

時として、声高に民族の優秀性を誇ったり、日の丸をシンボルとし団結を叫び、そこからはずれるものを許さない不寛容な、硬直した社会へ向っていく空気を。

喜べる状況ではないものの、あれだけの巨匠、影響力のある方が、そうした危惧を抱いていてくれたことは、嬉しく思えます。

小澤征爾さん、ますます好きになりました。

さて、また、大江さんの文章に戻ります。

この文章の標題になっている「沖縄の抵抗から学ぶ私たち」はどこから来ているかというと、この文章の最後に語られています。

 遠い話じゃない、再びフクシマが起きても、きみたちは、日本民族の生命力は不滅というのか?

 ベルリンの新聞記者からは、そう問いかけられました。ヒロシマの過去、オキナワの現状について、政府が「忍従せよ」というのだと、きみは批判したが、あの言い方はいまも生きているか?

 沖縄の県民の大集会、辺野古での抵抗の持続を知っているだろう、と私は答えました。いまは本土の私らがそれに学ぶ。



大江さんの文章は、文法的にはあまり正しくないというか(本多勝一さんも胃っておられますが)、読み解くのに苦労する文章なのですが、今回はそれほど分かり難くはありませんね。

そして、今日、大江さんも呼びかけ人の一人となり、9月に「脱原発」の5万人集会を開催するというニュースが飛び込んできました。

9月に「脱原発」の5万人集会 鎌田慧さんら呼び掛け - 47NEWS(よんななニュース)

いまこそ!

老婆心ながら、小澤さんが言った「裁判おめでとう!」の裁判とは
沖縄タイムス | 検定意見撤回に決意 東京で「集団自決」訴訟報告集会

「集団自決は軍の命令ではない」「南京虐殺はなかった」など、歴史をねじまげ、自分たちに都合の良い歴史に改竄、教科書にもそんな歴史を記述する、という人たちが多くいるのがこの国。

「原発は安全だ」もその延長線上にある。

もう、だまされていはいけない。






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Comments:1

URL 2011-07-13 (水) 09:56

小澤征爾には佐村河内守の交響曲第一番《HIROSHIMA》に挑んで欲しい。

日本人が唯一胸を張って世界に発信できる意義深い現代曲で死に花を飾って下さい。

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